こんにちは。リージョナルキャリア静岡のコンサルタント、内田です。

今回は、10月よりプライムアースEVエナジー株式会社から社名変更し新たなスタートを切った「トヨタバッテリー株式会社」をご紹介します。

※ロゴ画像提供：トヨタバッテリー株式会社

10月より「トヨタバッテリー株式会社」へ社名変更し、新たなスタート

トヨタ自動車とパナソニックの共同出資により設立された、HEV用（ハイブリッド車用）電池の世界シェア首位メーカーである同社。

2024年10月1日に、プライムアースEVエナジー株式会社から「トヨタバッテリー株式会社」へと社名を変更し新たなスタートを切りました。

トヨタ自動車はこのトヨタバッテリー株式会社について、「HEV用電池の量産で培った技術を活用し、同社が進める『マルチパスウェイ戦略』にバッテリー事業で貢献する会社」と位置づけています。

マルチパスウェイ戦略とは？

トヨタ自動車が掲げるマルチパスウェイ戦略は、カーボンニュートラル実現に向けて、単一の技術に依存せず、多様なパワートレインを開発・展開するという戦略です。

電動車は大きく、BEV: バッテリー式電気自動車／HEV: ハイブリッド車／PHEV: プラグインハイブリッド車／FCEV: 燃料電池車の４種類に分類されます。

ガソリンを使用せず電気のみを使用し、走行中にCO2を排出しないBEV（バッテリー式電気自動車）は、CO2排出削減が叫ばれる近年の自動車業界で、大きく注目されてきました。ただ、製造過程でのCO2排出や、電力源の問題、さらにはBEVの普及速度の不確実性などを考慮すると、BEV一辺倒では真の意味でのカーボンニュートラル達成が困難という見方もあり、実際にBEVの成長率は鈍化傾向にあります。

そこで、BEVを唯一の解決策とはせず、他のパワートレイン技術を組み合わせてカーボンニュートラル実現を目指すのが「マルチパスウェイ戦略」です。

これまでプライムアースEVエナジー社が主に手掛けてきたのは、HEV（ハイブリッド車）用の電池でしたが、「トヨタバッテリー社」では、HEV用に加え、BEV・PHEV用の電池も含めて生産する予定とのことです。

そして、トヨタ自動車は2030年までにEV開発に5兆円を投資する計画を発表しており、車載用バッテリーの開発と生産は今後さらに加速すると予想されます。トヨタバッテリー株式会社の誕生は、トヨタ自動車のマルチパスウェイ戦略の具現化のひとつであり、多様な電動化技術の発展に大きく貢献することが期待されます。

選考の特徴

日頃から同社の採用をお手伝いするなかで感じる同社の選考の特徴には、

といった点が挙げられます。

大手企業でありながらスタートアップのような機動性を持つ同社は、転職市場においてもめずらしい魅力的な会社だと感じます。

新しく生まれ変わる同社の動向にこれからも注目していきたいと思います。

トヨタバッテリー株式会社の求人情報

生産規模を拡大するため、同社では幅広い職種で積極的に中途採用を行っています。現在募集中の公開求人の中から何件かピックアップしてご紹介します。

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