株式会社建設システム
加藤司さん(仮名・開発エンジニア) 42歳
信頼するコンサルタントと静岡で叶えた転職で、キャリアを再加速。
東京でソフトウェア開発エンジニア、そしてプロジェクトマネージャーとして豊富な経験を積んできた加藤さんは、前回の転職で静岡へIターンした。
過去にハードな労働環境や企業規模・体制などのミスマッチも経験したことで、自身の経験を活かせるリーダー職、安定した組織基盤、そして静岡でのキャリア継続という明確な目標を持つようになったという。
そして、その転職活動を支えたのは、以前から信頼関係を築いていたリージョナルキャリア静岡のコンサルタントだった。
コンサルタントの的確なサポートで、建設業界のDXをリードする株式会社建設システムとのマッチングに成功。経験豊富な技術者が静岡で見つけた理想のキャリアと転職活動について伺った。
※本記事の内容は、2025年6月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 4回
- 活動期間
- エントリーから内定まで60日間
転職前
- 業種
- 情報通信業
- 職種
- 開発エンジニア
- 業務内容
- システム開発におけるプロジェクト管理、DB管理・メンテナンス。
転職後
- 業種
- ソフトウェアメーカー
- 職種
- 開発エンジニア
- 業務内容
- クラウドベースのシステム開発におけるプロジェクトマネージャー(PM)。
理想の働き方を追求してたどり着いた、「健全な組織」という答え。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
主にクラウドベースのシステム開発のプロジェクトマネージャー(PM)を務めています。
建設業界のお客さま向けに、現場での作業実績などをデータ管理するためのWebアプリケーションソフトウェアなどを開発しており、開発チームのリードやタスク管理から自ら実装も担当しています。建設業界のDX化に貢献できる、やりがいを感じられる仕事です。
入社前のご経歴を教えてください。
これまでに複数回の転職を経験しています。大学卒業後、初めに就職した印刷会社で社内SEとして基礎を学び、さらなる技術向上を求めてシステム開発会社へ転職。
そこではWebシステム開発の主力として約5年間、PMの基礎となる経験も積みましたが、より主体的にプロジェクトを牽引できる環境に身を置きたいと考えて小規模な開発会社に移ります。
その後、より腰を据えて自身の経験を活かしつつ組織貢献できる環境を模索する中で、静岡の企業へIターン転職しました。
転職のきっかけは?
前職での経験を通じて、改めて自身のキャリアで重視する点が明確になりました。それは、「これまでのPM経験を活かせること」「コンプライアンス意識が高く、健全な組織体制であること」「長く安心して働ける安定基盤があること」です。
この三つの条件を満たす企業を静岡で探していたところ、リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンクアンビション)から建設システムを紹介され、「ここなら理想のキャリアが実現できる」と確信しました。
転職活動はどのように進めましたか?
今回の転職活動では、前職に在籍しながら効率的に進めるため、信頼のおけるリージョナルキャリア静岡に一本化しました。
前職の転職時にもお世話になったため、これまでの関係性から私のキャリアプランや志向性を深く理解していただいており、安心して任せられました。
静岡でのキャリア形成という明確な目標があったため、地域に精通したサポートはとても心強かったです。
今の会社に決めたポイントは?
入社を決めた理由は、大きく三つあります。一つ目は、これまでの開発やPMの経験といったキャリアを十分に活かせること。面接の中でも、リーダーとして活躍したい自身の意向と会社の期待が合致していることを確認できました。
二つ目は、会社の雰囲気や組織体制が自分に合っていると感じたこと。特に、コンプライアンスやルールが遵守される組織で働きたいという想いが強かったため、その点が魅力でした。
企業規模も経営者との距離が近すぎず、かといって組織の歯車になるだけでもない、ちょうど良いバランスだと感じました。
三つ目は、面接などで接した社員の人柄の良さです。「仕事人間」を自認しているので、一緒に働く人の人間性は非常に重要視していました。
週末は趣味を満喫。オンオフのメリハリが仕事の質を高める。
転職していかがですか?
入社してから約3年間、非常に充実した日々を送っています。自社製品開発ならではの醍醐味を感じながら、これまでの経験を存分に活かせています。
会社も個々の強みを尊重し、活躍できる場を提供してくれるため、高いモチベーションで業務に取り組めています。
責任ある立場のため常に定時退社というわけにはいきませんが、無理な働き方はなく、むしろ改善されたワークライフバランスのおかげで、より仕事に集中できている実感があります。
転職して良かったと思うことは?
仕事面では、PMとしてプロジェクトを推進するやりがいと、自社製品を通じて業界に貢献できる満足感を得られています。そして何より、充実したプライベート時間を確保できるようになったことが大きいです。
仕事の満足感と、心身のゆとり、その両方が満たされるようになったことが、転職して良かった点です。
困っていることや課題はありますか?
困っていることは特にありません。ただ、会社からは常に成長を期待されていると感じているので、現状に満足せず、より高いレベルで貢献していくために、どう行動すべきかを常に考えています。
幸い、日々の業務の中で自己学習や資格取得のための時間を確保できる環境はあるため、継続的にスキルアップに取り組んでいきたいと考えています。
生活面の変化はありましたか?
生活面では、ワークライフバランスが非常に改善されました。土日が基本的に休みになり、趣味のキャンプやサッカー観戦、バイクツーリングなども楽しむ時間が持てるようになりました。
以前は考えられなかった長期休暇も取得できるようになり、最近は沖縄旅行を計画しています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
転職はキャリアを能動的に設計する絶好の機会です。成功のためには、まず「自分は何を実現したいのか」というキャリアビジョンを徹底的に明確化することが不可欠です。
その上で、自身のビジョンを実現できる環境かしっかりと見極めること。そのビジョンが曖昧だと、結局また数年後に転職を考えることになりかねません。
しっかり準備をして納得するまで探し続けることが、キャリアアップに繋がる転職の鍵だと思います。