ヤマハモーターエンジニアリング株式会社
渡辺大輔さん(仮名・機械設計) 31歳
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開発の最前線で磨く技術力。転職で見つけたやりがいと成長の実感。
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「機械設計」の仕事に面白さを感じ、農業用機械メーカー、自動車・バイク部品メーカーとキャリアを積み重ねてきた渡辺さん。「もっと開発案件の多い職場で、より高度な技術力を身につけたい」という想いが強まり、転職活動をスタートさせる。
リージョナルキャリア静岡の担当コンサルタントと出会い、的確な提案とサポートを得て、機械設計のチャンスが数多くあるヤマハ発動機グループの一員であるヤマハモーターエンジニアリングに入社を決めた。
希望していたスキルアップの実現はもちろん、さまざまな人と関わり向上心が満たされる職場環境。「人として、社会人として成長しているのを実感しています」と語る渡辺さんに、今回の転職活動について伺った。
※本記事の内容は、2025年10月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 1回
- 活動期間
- エントリーから内定まで90日間
転職前
- 業種
- 自動車部品メーカー
- 職種
- 機械設計
- 業務内容
- 産業用機器の制御装置の筐体設計
転職後
- 業種
- 工作機器メーカー
- 職種
- 機械設計
- 業務内容
- 電動車両の試作機に関する機械設計およびプロジェクトマネジメント
30代に入り再挑戦。機械設計に対する情熱が導いた成長への道。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
ヤマハモーターエンジニアリングは、ヤマハ発動機グループの中でも製品開発・技術開発・制御開発・生産技術など開発に特化した会社です。
ヤマハ発動機からの開発案件を中心に扱っていますが、それ以外にも独自技術の開発に加え、ヤマハ発動機やグループ外の会社からも開発案件を受託しています。
入社してもうすぐ1年となりますが、私は先行開発やヤマハ発動機以外の企業から依頼を受け製品開発を行う部署に所属し、クライアントが思い描く電動車両の試作機を担当しています。
自分が機械設計を直接担当する案件もありますが、最近はリーダーとしてプロジェクト全体をマネジメントすることが増えています。
入社前のご経歴を教えてください。
大学は工学部でしたが、機械を専門的に学んでいたわけではありません。就職活動で参加した会社説明会で「機械設計って面白そうだ」と興味を持ったことがこの道に進むきっかけとなりました。
以来、1社目は農業用機械メーカー、2社目は自動車・バイク部品のサプライヤーに勤務し、それぞれで機械設計を経験しました。
現在のヤマハモーターエンジニアリングは3社目になります。前職は業界としても近く、電動車両も扱いましたが、今のように車両全体ではなく部品の設計でした。
転職のきっかけは?
大きく分けて二つの理由があり、一つ目は仕事内容です。前職も同じ機械設計でしたが、機械分野の開発案件が少ないと感じていました。
電気やソフトウェア関連の開発はあったのですが、自分としては「もっと機械の設計や開発に携わりたい」という思いが強く、まだ中堅の立場だったので機械設計者として技術力をさらに磨いてスキルアップしたいと考えるようになりました。
二つ目は、将来を見据えて収入を上げたいという思いです。「仕事ももっとやりたいし、スキルアップもしたい。それに伴って収入面でも成長していける環境に身を置きたい」と考えて転職を決意しました。
転職活動はどのように進めましたか?
2回目の転職ということもあり、前回の経験も踏まえた上で、まずは転職サイトに登録。求人を見て応募や問い合わせをしたり、いくつかの転職支援会社から連絡もいただいたりしたのですが、自分の希望とマッチしない案件が多いと感じることもありました。
転職支援会社の中には転職希望者の面談を担当するコンサルタントと、企業側の求人を担当するコンサルタントが分かれている場合もあるようで、私の意図がうまく伝わらないことも少なくありませんでした。
その点、リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)の内田さんは転職希望者と企業の両方を担当されていて、私の希望をしっかり汲み取ってマッチする企業を的確に提案してくれたので、信頼して活動を進めることができました。
応募書類の添削や面接対策もしてもらい、「この企業にはこの経験をアピールすると良いですよ」、「この企業にはこういう伝え方が効果的ですよ」と、企業ごとに求める人物像に合わせた具体的なアドバイスをもらえたことで、しっかり準備をして選考に臨めました。
今の会社に決めたポイントは?
いくつかの企業で選考が進む中で、最も機械の開発にフォーカスしていると感じたのが今の会社です。
私の転職理由はスキルアップと収入アップだったので、それが両方とも叶えられそうだと感じたことが決め手となりました。
新しいことに挑戦する楽しさと成長を実感。未知の価値観に触れて広がる世界があった!
転職していかがですか?
転職の際に目標としていたスキルアップや収入の面で、とても満足しています。新しいことに挑戦しながら、これまで培ってきた経験を活かして着実にスキルを伸ばせている実感があります。
現在はプロジェクトリーダーを任され、全体を俯瞰して管理する力も養われています。今年始まったプロジェクトなので大変なことも多いですが、ここ数ヶ月を振り返るだけでも自分の成長を日々感じています。
また、機械設計を担当するプロジェクトでは、トライ&エラーを繰り返しながら最終的に成果が出せるというプロセスに仕事の面白さを感じています。技術面のスキルをさらに磨いていきたいです。
転職して良かったと思うことは?
今までよりさまざまな人と関わるようになり、今までなかったような価値観や考え方に触れることで、人としても社会人としても成長できていることです。
ヤマハ発動機グループならではのメリットも感じます。福利厚生も手厚いですし、ヤマハ発動機主催の大規模な研修教育に参加できます。エンジニアとしての研修を受けて、それがまた成長に繋がるのはありがたいですね。
また、展示会などに参加して感じるのは、多くのお客さまが来場し、興味を持ってくださるのは、ヤマハ発動機のブランド力によるところも大きいということです。
こうした引き合いが、所属部署の開発案件につながっているので、多くのチャンスに恵まれていると感じます。
困っていることや課題はありますか?
今携わっているプロジェクトが忙しくて残業もありますが、忙しくても仕事が充実していますし、その分スキルアップにつながっています。
平日は仕事に集中している分、土日にリフレッシュして、オンオフをうまく切り替えられています。
生活面での変化はありましたか?
やはり収入が上がったことで、生活の質が上がりました。今までは価格がネックで欲しいと思いつつも我慢していたものを多少余裕ができたことで買えるようになり、仕事へのモチベーションも高く保つことができています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
転職支援会社を利用する際は、自分の希望や条件をしっかり聞いてくれるコンサルタントと出会うことがとても大切だと思います。
私の場合、内田さんは私の経験や希望を丁寧にヒアリングした上で、それとマッチした企業を的確に提案してくれたので信頼できました。
一方、転職支援会社の中には、こちらの希望よりも担当者が紹介したい企業をいくつも提案してくるケースもありました。
また、自分自身でも企業研究をすることが非常に重要です。企業の公式サイトだけでなく、実際転職した方の体験例や口コミを見てみるのも手です。
一面的な話を鵜呑みにするのではなく、「自分の希望を叶えられるか」しっかり判断することが後悔しない転職につながると思います。