株式会社静岡銀行
松井達也さん(仮名・営業) 37歳
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具体的なポジション提案をきっかけに、首都圏から静岡へのIターンで年収アップを実現。
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大学卒業後、新卒で入社した首都圏の銀行に14年間勤務していた松井さん。就職活動はリーマンショック後の厳しい時期だったが、やっとの思いで就職を果たし、複数の支店や本部で経験を積んだ。
業務は多忙を極め、転職を検討したことは何度かあったものの、その度に会社からの引き止めにあって思いとどまっていた。しかし、今後の会社の展望や自身の成績に対する評価について考えた結果、転職を決断する。
配偶者の地元である静岡へIターンし、地方銀行トップクラスの株式会社静岡銀行に営業職として入社。転職初月に住宅ローンを契約するという実力を発揮し、わずか2カ月で課長へ昇進を果たした。
現在はプレイングマネージャーとして活躍し、「もっと早く転職していれば良かった」という松井さんに、転職活動を振り返ってもらった。
※本記事の内容は、2026年3月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 0回
- 活動期間
- エントリーから内定まで60日間
転職前
- 業種
- 金融機関
- 職種
- 個人/法人営業
- 業務内容
- 富裕層向けローン営業や住宅ローンの提案営業、マネジメント業務
転職後
- 業種
- 金融機関
- 職種
- ソリューション営業
- 業務内容
- 住宅ローンの営業および課長としてのマネジメント業務
静岡で掴んだ新たなキャリアステージ。豊富な経験でマネージャーへと昇進。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
私が勤務する株式会社静岡銀行は、静岡県静岡市葵区に本店を構える地方銀行です。海外店を含めて210店舗あり、主に静岡県内で個人や企業向けの金融サービス、預金、融資、資産運用、保険などを提供しています。
現在は静岡銀行の「しずぎん相談ラウンジ」に勤務し、住宅ローンの営業をしています。お客さまである住宅会社の定休日(水曜日)以外は、出社後事務作業を行い、10時頃から外回りに出るスケジュールで毎日のようにハウスメーカーや工務店へ顔を出しています。
そして、住宅ローンを契約したいというお客さまを紹介していただきます。複数の金融機関の中から自分で選びたい、というお客さまには直接プレゼンすることもありますし、信頼関係が築けている住宅会社の場合は静岡銀行をお勧めいただき、そのまま契約することもあります。
また、自ら営業活動もしつつ課長も務めており、プレイングマネージャーとしてチームを牽引しています。
入社前のご経歴を教えてください。
出身は神奈川県で新卒時の就職活動で受けた会社は銀行や証券会社、製薬会社、ITなど、ジャンルは問わず、営業職を希望しました。
しかし、リーマンショック後の就職活動は厳しく、約60社に応募したものの内定が出ずに4年生の夏にようやく受かったのが前職の銀行でした。
入社後最初の配属は地方支店で、その後は東京、大阪、神奈川、本部など大都市の基幹店で経験を積みました。14年間在籍し、富裕層向けローン営業や住宅ローンの提案営業の経験が長いです。
転職のきっかけは?
前職の14年間で、転職しようと思ったタイミングは何度かありました。理由は仕事が常に忙しく、激務だったことです。転職活動をして、一度は某大手銀行に内定をもらったこともあります。
しかし、当時は勤務先の業績が良かったことに加え、会社から引き止めにあったため転職しませんでした。
今回のタイミングでは会社の業績が低迷していたこと、そして自身の営業成績に見合う評価が得られていないと感じたため、転職に踏み切りました。
また、妻の地元である富士市に家を購入し、子どもが小学校に上がるタイミングに合わせて、神奈川から引っ越しました。転勤が決まっていたわけではないのですが、子育ての環境としては静岡の方がいいと考えたからです。
今までは異動希望を出せば通っていたので、今回も異動できるだろうと見込んでいた部分もありましたが、希望が通らなかったこともあり、「今度こそ」と転職を決意しました。
転職活動はどのように進めましたか?
すでに登録していた転職サイトの登録情報をブラッシュアップし、勤務先を静岡県、もしくは東京都内の会社で新幹線通勤またはリモート勤務可能という2点に絞って仕事を探しました。
そして声をかけられた複数の転職支援会社の中にリージョナルキャリア静岡(株式会社リンク・アンビション)の担当コンサルタント大塚さんがいました。
結局私から返信したのは大塚さんだけで、静岡に特化した会社ということ、そして「静岡銀行はどうですか?」と声をかけられたのが良かったですね。静岡県の金融機関で働くなら、静岡銀行がいいと思っていましたから。
当時は横浜市で仕事をしていたので、大塚さんにリモート面談と職務経歴書の添削をしてもらいました。その後は静岡銀行の人事部の方とリモートで一次面接をして、すぐに2回目の面接へと進み、合否は数日で出ました。
最終面接は本社の直接対面で行われ、内定がすぐに出ました。ここまで非常にスピーディで、前職を退職すると決めて大塚さんと連絡を取ってから、三週間くらいで内定を承諾しました。
大塚さんの親身な対応は本当にありがたかったです。仕事と並行しての転職活動でしたが、柔軟に対応いただきました。私の決意をくみ取ってくださったので、こんなにスムーズに事が進んだのだと思います。
最終面接前には、オフィスで模擬面接を実施してもらい、ポイントを押さえた面接指導で自信をもって本番に挑めました。
また、静岡銀行の求人を提案してくれた会社はいくつかありましたが、マネージャーポジションを提案してくれたのは大塚さんだけでした。前職での経験を活かしたいと思っていたので、嬉しかったですね。
今の会社に決めたポイントは?
転職先は前職での経験を活かせる金融系の会社が良いと考えていました。ですから、静岡の中でも大手の金融機関であるという点に強い魅力を感じました。
前職でも現職と同じ住宅ローンの営業をしていましたが、対象としていた層が違いました。静岡銀行は日本人のお客さまが多いですが、前職では欧米やアジア、中東など、外国人の顧客が多かったので静岡銀行に入社したら、そういったノウハウも貢献できる強みになると思いました。
また、家を富士市に購入していたので、そこから通えることも大きなポイントでした。
転職は早めの決断が吉。地方でも意志次第でキャリアアップは可能。
転職していかがですか?
初月からローン契約を獲得でき、静岡銀行は地域のお客さまからの厚い信頼があると感じました。
また入社後2カ月で課長に昇進しました。プレイングマネージャーなので外回りもしていますが、昇給して嬉しかったです。
収入に関しては、前職時の金額を維持したいと思っていましたが、入社時に提示された金額で前職を超えていました。昇進してさらに年収が増加し、転職して本当に良かったと思っています。
社内システムや事務作業のやり方などは前職と異なるので教えてもらいながらですが、営業に関しては今まで通りやれていると思います。こんなことなら、もっと早く転職すればよかったと心から思います。
転職して良かったと思うことは?
前職同様、今も仕事は忙しいのですが、勤務時間に関しては自由度が高く、働きやすいです。
コアタイムなしのフレックス制で、事前に上司に伝えておけば運動会など午前中に子どもの小学校行事などがある場合も、有給を取らずに遅い時間から出勤できるので便利です。
お客さまによっては遅い時間にしかアポが取れない場合もあるのですが、遅めに出社して対応できるのでメリハリのある働き方が実現できています。また、福利厚生や労働環境も非常に整っていると感じます。
生活面の変化はありましたか?
自然豊かな富士市は、広い家にのびのび住めて、すごく快適です。富士山周辺には魅力的なキャンプ場がたくさんあるので、家族で週末キャンプに出かけることも多くなりました。
今回、妻は出身地である富士に戻ったのですが、意外と横浜という都会での暮らしも気に入っていたようでした。生活のすべてを変えさせてしまったので、申し訳ない部分もありましたが、いつか「ここで暮らせて良かった」と思ってくれる日が来ると信じています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
私は「もっと早く転職に踏み切ればよかった」と心から思っています。前職は一緒に働く方たちが好きだったので、転職時期を引き伸ばしていましたが、自分のキャリアを考えると、先送りにせず早く決断した方が良かったと感じています。
子どもの学校など、家族の事情などもあると思いますが、決意したのであれば、すぐに行動を起こすべきです。私は転職してすぐに結果を出せて、一歩踏み出して本当に良かったです。
またIターンもおすすめです。今の時代、探せばどこにでも仕事はあり、前職での仕事を踏まえて、採用してくれる会社はあります。給与については、地方に行くと下がる可能性もありますが、私は上がりました。探せば地方でもキャリアアップできる仕事を見つけられると思います。
それから私は前職在籍時に、いつか転職するかもしれないからとファイナンシャルプランナーの最上位資格CFPや、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士などの国家資格も取得していました。そのことも今回の転職がスムーズに進んだ一因だと思います。すぐではなくても、いつか転職する、その日に備えておくのもおすすめです。