2017.05.24
森のリトリート ビジネス編 @山中湖
5月19-21日
「森のリトリート ビジネス編」に参加をしてきました。
(http://www.totheforest.jp/workshop/business.html)
日頃、猛スピードで変化していく環境の中で、
最速の情報を手に入れられる最新のツールに囲まれて
時間がもったいない!いかに時間を効率的に使うか!
という感覚で過ごしています。
それが、森のリトリートに初参加をすることになり、
仕事・家庭・趣味などなど...携帯・PC・時計を含めた
自分を取り巻く全てのものを置いて森に行くことになりました。
3日間も誰にも会わないで、何もせずに過ごす。
「何もしない」を「する」ことになり、
行く前はソワソワと落ち着きませんでした。
しかし不思議と、
現地につき、これから森に入るという頃には
自分が森で何を感じるのかという未知の世界を楽しみに思い始めました。
森に足を踏み入れ、どんどん奥へと進み、
「ぐるぐるの樹」と呼ばれるシンボルツリーに辿り着いた頃には
360度を森に囲まれました。
上には新緑が、下には落ち葉と腐葉土が広がり、
自分と同じ目線にはずっと奥まで木が続いていました。
自分と森しかないその空間でやることは
もう考えること、感じることしか残されていませんでした。
そこで、時間も忘れて(正確に言うと、時間がわからないのですが)
「自分」のことを久しぶりに考えました。
自分のことについて考えているうちに、
自然と、自分の周りの人や環境のことも頭に浮かんできました。
考えている間は、森の中の
小さな木の葉の音や揺らぎにも気づき、
その葉を揺らす風の音や虫の羽音、鳥の鳴き声、土や苔の匂い、
リュックに入れて持って行ったコーヒーやチョコレートの味、
太陽の動き、植物、鳥や鹿などの生命力の存在、
普段使いきれていない五感が研ぎ澄まされ、
あらゆるものを敏感に感じていました。
地球で生きているということを森から学び、森で過ごすうちに
全ての感情や思考は、自らが意図して創り出しているということ、
人は必ず変われるということを心から思っている自分がいました。
夕方以降は、一緒に行ったメンバーと集合し、
キレイな西日を受けた森の中で、丸太に座り、焚火を囲みました。
日が沈んで暗くなるまで、たくさんの話をしました。
人生や仕事で目指す本来の姿「本質」を理解し、
それ以外のネガティブな言動、思考はすべて要らないものだと実感し、
考えと心がクリアになりました。
何もない環境に身を置いたことで、
いつも在る環境に感謝の気持ちが溢れ、
現在は通常の生活に戻りましたが、
自分と周りのことを以前より大切に思えています。
また、自分の手で大切にしていくんだ、とも思っています。
余談ですが...
夜、みんなで焚火を囲んで話し終え、ロッジに戻るために立ったところ、「白いネズミ」が通りました。
後でわかりましたが白いネズミは大黒天の使いとして知られているそうです。
大黒天は、商売繁盛の守り神として有名です。
また、白いネズミは 良縁・繁栄の意味もあるそうです。
信頼を深め、心新たに結束し、
企業と人材のご縁を結び続けていくことを約束した私たちの前を、
白いネズミが通ったのは森からのサインである、と受け取りました。
今、これから、弊社リンク・アンビションはさらに良くなるという確信を持っています。