2021.03.02
静岡県裾野市に誕生する未来都市「Woven City(ウーブン・シティ)」ついに着工!
ついに、2月23日(火)記念すべき「富士山の日」に、最先端技術が集約するAI実証都市「ウーブン・シティ」の建設が始まりました。(そもそも「ウーブン・シティ」とは?気になる方は前回記事をご覧ください。)
完成時期については明らかにされていませんが、コンセプトは「ヒト中心の街」「実証実験の街」「未完成の街」なので、「完成するいつかのために常に変化し続ける街」ということでしょうか。
自動運転、MaaS、パーソナルモビリティ、ロボット、スマートホーム技術、AI技術などが導入された環境下で、人々が実際に生活をしたらどうなるか。
高齢者や子育て世代の家族が暮らすにあたり生まれる社会課題を、発明家や研究者が研究・開発・検証のサイクルを素早く繰り返しながら解決していく、まさに実験都市。
新たな価値やビジネスモデルが生み出されるであろう、壮大なプロジェクトです。
これまでの常識が変わる「ウーブン・シティ」
「ウーブン・シティ」は、住人が自動運転や人工知能(AI)、ロボットなどの技術を使って暮らすスマートシティということで、これまで見慣れたような街ではなさそうです。
例えば、モビリティーサービス(MaaS)の実証の場として、街中の道路は3つにわかれます。
①スピードが速い車両専用の道
完全自動運転かつゼロエミッションのモビリティのみが走行
②歩行者&スピードが遅いパーソナルモビリティ専用の道
歩行者&移動支援機器が共存するプロムナード(遊歩道)のような道
③歩行者専用の道
歩行者のみが通る公園内歩道のような道
そして地下には、モノが移動するための道が作られます。(地下には物流の道だけでなく、燃料電池発電も含めすべてのインフラを設置)
「人が、モノやサービスのために方法を考えて移動する」のではなく、「モノやサービスが、必要な時に必要なタイミングで提供される」「方法を考えなくても、必要な場所へ必要な時間にたどり着ける」。
これまでの生活や思考の常識が大きく変わっていきそうです。
AIで健康状態をチェックしたり、室内用ロボットの新技術検証もあるということで、ドラ〇もんと暮らすこともそう遠い未来ではない気がします・・・。
ほかにも、コミュニティが形成されることを目的として、街の中心や各ブロックにさまざまな公園や広場が作られるということで、これもなにやら楽しそうです。
ウーブン・シティ建設予定地の現在
ウーブンシティは、裾野市に建設されます。裾野市は名前の通り富士の裾野にあり、昔からのお店や民家、自然も多いのどかな街。
皆さんにもウーブン・シティ建設予定地の現在の姿を見ていただこうと思い、写真を撮ってきました!
どうでしょうか。
閉鎖された工場が建ち、雑草も生い茂るこの東京ドーム約15個分の広大な土地が、最先端技術が集約された街に生まれ変わるなんて、今のところ想像がつきませんよね・・・。
これからの進捗が非常に楽しみです。実際に私が住めるわけではありませんが(笑)。
新しいサービスやビジネスを生み出し続け、より良い暮らしを追求する街という目標を掲げたWoven Cityが生まれる静岡県東部。静岡県はWoven Cityからも大きな影響を受けて、さらに住みやすいエリアへと変化していくのではないでしょうか。
これからも、注目していきたいと思います!