2020.10.16
退職を切り出すタイミングは?伝え方の注意点 <静岡の転職コラム Vol.028>
こんにちは。
転職が既に決まった方、もしくはこれから転職を考えている方にとって、
いつ退職を伝えるべきか、またどのようにして退職を伝えるべきか、
今日はその2点について書かせて頂きます。
現職への退職交渉というのは、
「退職先が決まったもののいつ伝えていいかわからない。」
「またこれから転職活動を行おうとしているけど先に伝えた方が良いのかわからない」
という方も多いと思います。
いきなり答えからになってしまいますが、
基本的に退職を伝えるタイミングは「次の会社が決まってから」になります。
人によっては次の会社が決まる前に退職の旨を伝えてしまうかもしれませんが、
退職日が決まってから転職活動を行ってしまうと、
順調に活動が進めばよいものの、うまく転職活動が進まなかった場合、
退職後次の会社まで期間が空いてしまうことがあります。
期間を空けずに転職を果たしたい場合は、次が決まってから辞めるのがベストでしょう。
しかしその場合、次の会社への入社が遅れてしまうと思ってしまうかもしれませんが、
基本的に内定から入社までは2~3ヶ月程度であれば受け入れ先の企業も待ってもらえますのでご安心ください。
現職の引継ぎの都合上、3ヶ月以上かかってしまいそうな人は
事前に転職エージェントのコンサルタントや応募先企業に伝えてください。
ただ退職交渉から入社までも一つのスキルとして評価されます。
気持ちよく新たな勤務先に行くためには、先方が望む入社日に合わせられるよう努力しましょう。
限られた期間内で引継ぎを行うことも一つの能力です。
さて、それでは退職交渉を行う上でのポイントを簡単にまとめます。
① 退職を伝える上司へは「相談」ではなく「報告」モードで臨む
相談モードで切り出すと、概して「悩み相談」のようになってしまいます。
退職(転職)を決めたという伝えにくいことをしっかりと伝え、退職の話がぶれてしまわないようにしましょう。
② 会社に対する不満は言わない。転職は自分の責任であることを伝える
転職の理由として会社に対する不満がある方もいると思いますが、
そこは改善するという慰留案が出てきてしまうことがあり、
退職の話がぶれてしまうことがあります。
あくまでそういった不満はきっかけに過ぎず、自身の判断として伝える必要があります。
③ 様々な慰留がある
退職を伝えた場合、待遇改善やポジションアップなどの慰留案を出されることがあります。
しかし、退職を切り出してからの待遇改善は、常日頃から評価されていることとは異なります。
④ 退職をまず誰に伝えるか
退職を伝える順番も大事になります。
退職交渉で伝えるべき登場人物を挙げてプロセスを確認しシミュレーションして臨みましょう。
⑤ 同僚や友人には、会社側の都合に合わせて全体的に退職についてオープンになった時までは話さない
ついぽろっと話してしまったことが、まだ退職を伝えていない上司の耳に入ってしまうこともあります。
どのルートから会社側に伝わってしまうかわからないので、リスクは最小限にすべきです。
⑥ 伝えづらい内容でも誠意をもって伝えましょう
退職交渉では人間関係が一時的に悪化してしまうこともあります。
ただしっかりと伝え誠意をもって対応すれば必ず関係は復活します。
⑦ 退職交渉をスムーズに行うことが、今後働く会社への信頼の第一歩
このように退職交渉は転職活動と同じくらいパワーがかかるものです。
特にお世話になった会社ですと恩義もありますので、伝え辛さは十分にあると思います。
しかし転職場面においては、未来の活躍を期待されている企業を優先された方が
気持ちよく就業がスタートできますので、これから転職をお考えの方は参考にしてください。
また当社では転職活動自体もそうですが、
転職決定後の退職交渉や入社日調整に関しても全力でお手伝い致します。
基本的にはご自身から現職に伝えて頂くことになりますが、
何かあればいつでも担当コンサルタントに相談してみてください。
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