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レジャー2020.11.30

静岡の秘境で絶景キャンプ旅! 【リージョナルライフ静岡 Vol.003】

2泊3日でキャンプ旅に行ってきました。
"キャンプ旅"と銘打つのはキャンプだけでなく体験や観光など盛りだくさんだったので。
先にお伝えしますと、ものすごく良かったです!!!
正直、混んでほしくないのでブログに載せるのを迷いますが(笑)
静岡の良さをたくさんの方に知っていただきたいので、泣く泣くお伝えします。

  

1日目 「大パノラマを臨みながらのキャンプ」

行き先は静岡県榛原郡川根本町。『奥大井』と呼ばれるエリア。
・三島市(東部)から車で2時間13分( 143㎞)
・静岡市(中部)から車で1時間45分( 82.5㎞)
・浜松市(西部)から車で2時間 2分(94.1㎞)
静岡のどこから行っても2時間程度の場所です。

1キャンプ場.jpg


  

今回のキャンプ場は、南アルプスの麓、自然の山々にぐるっと一帯を囲まれ、

隣にはエメラルドグリーンの大井川が流れる「アプトいちしろキャンプ場」
大井川鐡道千頭駅から井川駅を結ぶ南アルプスあぷとライン(井川線)という

アプト式電気機関車が走っているところからアプトという名前がついています。
アプト式というのは、急こう配の線路を昇り降りする時に、ただの車輪だけでは昇れないため、
2本の線路の真ん中に歯車のレールを敷き、
それと電気機関車の下についた歯車を噛み合わせて傾斜を走らせる方法だそうです。
写真にも写っていますが、キャンプ場から、まさに険しい山岳を昇っていくアプト式列車
(ここが日本の鉄道路線で最も急な区間なんだそうです!)を眺めることができます。
キャンプ場から、たくさんの人が列車に向かって手を振っていました。

1景観.jpg

  

2キャンプ場景観.jpg


  

お昼ご飯は近くの「天狗石茶屋」という、地元のおばあさんたちが営むお食事処へ。
美味しいと評判の天ぷらそばにも、赤いモミジが。

3天狗茶屋.jpg
   


  

1日目は、焚き火とバーベキューをしながら、ひたすらのんびり。
前日の雨ですっかり澄み切った空に満天の星が広がる贅沢な夜でした。

焚き火.jpg 


  

2日目 「体験!カヤックで大冒険」

2日目の朝は、車で5分程で到着する『時の栖 もりのいずみ』という温泉施設へ。
たまたまこの2日間だけ朝風呂に入れる限定イベントをやっていたんです。
早朝、冷えた空気に白く立ち込める湯けむりと反射する光、紅葉を眺めながらの露天風呂...
えぇ、最高でした。


IMG_20201122_071955.jpg   


  

身体が温まった後は、このキャンプ旅の目的のひとつでもあったカヤックをしに。
目の前に広がる大井川。

IMG_20201122_122209.jpg


  

色はエメラルドグリーンとかコバルトブルーとか例えられますが、
なぜこんな色をしているのか。これは、『チンダル現象』と呼ばれる現象なんだそうです。
大井川の水は、プランクトンや浮遊物が極微量で、湖底まで透明な水。
わずかな微粒子が溶け込むキレイな水には、
光の波長の長い赤色などは吸収されてしまい、光の波長の短い青い光だけが反射され、
エメラルドグリーンのような色に見えているそうです。

カヤック.jpg


  

風もなく、波もない凪のような水面。壮大な景色の中を奥まで入っていくことができ、
人工物のない秘境を進むうち、わくわくして冒険している気分になりました。
奥大井、カヤックスポットとして、これはもう声を大にしてイチオシだと言えます。

PXL_20201122_025907966.jpg


  

  

3日目 「絶景観光!アプト式列車と虹の架け橋」

フレンチトースト.jpg


  

最終日。フレンチトーストを食べておなかいっぱいになった後は観光へ。
  
キャンプ場にはミステリートンネルという真っ暗なトンネルがあるんですが、
ここをくぐり抜けた先にある「アプトいちしろ駅」へ向かいます。

31トンネル.jpg


  

朝9時だというのに、懐中電灯無しでは進むことができないほどの真っ暗闇。
ひんやりとした空気が漂っていて、肝試しにはうってつけ。
中はどなたか出ていらっしゃいそうな雰囲気です。
実際にコウモリもお住まいになっていました...。
このトンネル、実は鉄道線路の廃線跡。
昭和30年代までは大井川上流部のダム建設のための、
資材運搬用の鉄道(旧井川線)が走っており、ミステリートンネルはその名残だそうです。
中には、怖い(?!)仕掛けも施されていました。

ここを通るだけで、もう、ひとつのイベントです(笑) 
   
トンネルをくぐり抜けると、すぐに「アプトいちしろ駅」があります。
赤や黄、薄緑に彩られた紅葉を眺めながら、
陽気なおじさん手作りのアツアツの柏餅を食べて、アプト式列車を待ちました。

35紅葉.jpg


  

33柏餅おじさん.jpg


  

3アプト式電車.jpg


  


ここでは、アプト式機関車の連結シーンも見ることができます。
いざ、赤い列車に乗って出発!
(ここで、絶景を楽しむための㊙ポイント。
列車はアプトいちしろ駅から進行方向に向かって右側、
左右の景色を見渡せる中央あたりに乗ることをオススメします。)
   
列車は窓が開いていて、風を感じながら大井川の大自然を観る事ができます。
宿泊したキャンプ場も発見。今度は、前日まで眺めていた列車からキャンプ場に向かって手を振りました。

3電車からキャンプ場.jpg


  

36湖.jpg


  

「わぁっ!」と乗客が思わず声を上げるほどの絶景を観ながら走るのは最高の気分です。
そのまま20分程度乗って、奥大井湖上駅(こじょうえき)で下車。

3湖上駅.jpg


  

名前の通り、湖の上に浮かんでいるような島にある秘境駅です。
この駅は、世界各国の外国人が審査員となって日本各地の文化や観光名所に贈られる賞
『クールジャパンアワード2019』を受賞しています。
エメラルドグリーンの大井川に映える
『奥大井レインボーブリッジ』と呼ばれる赤い鉄橋が架かっていて、徒歩でも渡ることができます。
   
その後は、大井川上流に建設されている『長島ダム』へ。
放水を目の前で見ることができるよう放水ポイントに『しぶき橋』という吊り橋が架かっています。

IMG_20201121_143421.jpg


  

長島ダム.jpg

飛沫橋.jpg


   

ただの吊り橋ではありません。
ドドドドドドッという音と大迫力の放水の勢い。
もしかして雲はここで製造されているのかな?!と思う噴煙のような水飛沫が辺り一帯を覆っています。
 
 
着いたのはお昼過ぎくらいだったと思いますが、タイミングが良かったようで
しぶき橋を渡ると、もうひとつの橋、大~きな虹の橋が架かっていました!しかもダブルレインボー!

虹の橋.jpg


  

下の方まで虹が続いていて大きな円のような形で、

こちらもまた自然の見せてくれた感動名所でした。
ただし、全身びしょ濡れになることと引き換えに(笑)
幸いその日は11月も末だというのに少し歩くと暑くなるような、
半袖で過ごせるくらいの気候だったので、濡れた服もすぐ乾きました。
 
 
静岡県出身、静岡県在住の私も
「静岡にこんな絶景ポイントがあったんだ。家族や友人とまた訪れたい!」と思うような場所でした。
まだまだ静岡にも知らない場所や絶景がたくさんあるんだなと実感した1日。
キャンプも体験も観光も絶景も楽しめるオススメ★★★★★の場所です!
 
今回ご紹介させていただいた奥大井以外にも
静岡県にはお休みの日に遊べるスポットや、日本の四季や絶景を楽しめる場所がたくさんあります。
静岡県民がどこでどんなふうに遊んでいるか、
地元民しか知らない穴場やグルメなどなど今後もお伝えしていきますので、
今後も『リージョナルライフ静岡』をお楽しみに!
静岡県では「暮らしたい場所で、やりたい仕事をする」が可能です。
仕事も生活も妥協せず、心身共に満足した日々を過ごしたいという方はぜひご相談ください。

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