2015.10.06
介在価値のある仕事
こんにちは。
株式会社リンク・アンビションの猪目です。
弊社の窓から、浮月楼の庭が綺麗に見えるのですが、
ここ最近は、鈴虫の声が耳に心地よく響くようになり、
秋ならではの過ごしやすさと癒しを実感しています。
先週は転職活動を成功に導く日常の心構えとして、
「ルーティンの重要性」についてお話しましたが、
今回はもっと広い視野で、これからの時代を生き抜く心構えについて
お話したいと思います。
2013年に英オクスフォード大学で発表された
近い将来コンピューター化によって失われる職業についての論文をご存知でしょうか?
その中では、今ある702の職種を検証した結果、人口知能の発達に伴い
10~20年後には約半数が自動化されるリスクが高いということが書かれています。
無くなる可能性が高い職種として、銀行の融資担当、スポーツの審判、電話オペレーター、
チケットのもぎり係、小売り営業員などが挙げられているそうです。
コンビニのATMや、駅の自動改札をイメージすると分かる通り、
いますでに自動化が進んでいる仕事もあります。
機械にプログラムすることでカバーできる仕事は、近い将来人工知能が担うようになる、
つまりこれからの時代を生き抜いていくためには、
マニュアル通りではなく+αの仕事をできる力が必要ということだと思いました。
仕事に対して、言われたことをただこなすのでなく、
自分の介在価値を高める。
介在価値を高めると言ってもあまりぴんとこないかもしれません。
日々の仕事をこなすのにいっぱいいっぱいで
どうすればそうできるのか考える余裕さえない時もあると思います。
でもそんな時こそ一歩立ち止まって考えてみることが大切です。
私は、この論文についてのニュース記事を読んで
まず、仕事に追われるのはなく、仕事を自ら追い求めるような前向きな姿勢が
大切なのではないかと感じました。
目の前の仕事に全力で向き合い、
"楽しむ"ことができればこちらのものです。
受動的に仕事をこなすのではなく、自分の考え、意思をもって周りを巻き込みながら
物事を進めていく、
そうすれば、自ずと自分にしか生み出せない付加価値が増えていく。
それこそが「介在価値」になるのです。
ロボットにとって代わられてしまう仕事、
私たちの仕事に置き換えると転職を希望される方の年齢、経歴などの«条件»と
企業の求める年齢、経験などの«条件»を結び付ける
いわゆるスペックマッチングがそれにあたると思います。
もちろん転職者様と企業様のそれぞれの希望条件がぴったり合い、
そこでマッチングが生まれることは大変喜ばしいことです。
でも、目に見えて、文字に起こせるそういった条件だけでなく、
時には転職者様や企業様自身が気づいていないような
根底にある考え方、価値観を結び付ける転職成功を実現することこそが、
真の介在価値を感じて頂ける仕事だと思います。
今の仕事に違和感があり、転職を考えられている方、
さらなるキャリアアップを目指して新しい職業を探している方、
転職活動をされている方々は様々な事情をお持ちかと思いますが、
みなさん一人ひとりが"楽しい"と思える舞台に送り出す
そんなサポートができればと思っています。