2021.04.08
コロナ禍における静岡県内企業の採用とDX推進(デジタルトランスフォーメーション)
こんにちは。リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)のスタッフ、大塚です。
先日、静岡県の求人倍率が9か月ぶりに1.0倍に回復したというニュースをお伝えしましたが、このたび、静岡県内の企業に「中途採用についての動向実態調査」を実施しました。
新型コロナウィルスの影響が長引くなか、企業経営には大きな変化が起きています。特にDX推進など、ビジネスの進め方を見直すことが急務となっています。
そこで、
①コロナ禍での採用状況と採用基準の変化
②デジタルトランスフォーメーション(DX)の進捗状況と取り組むべき具体的な課題
この2点について、企業の実態や取り組みをアンケート形式で調査しました。
【調査概要】
■調査方法:Webフォームによるアンケート
■調査対象:静岡県に本社を置く企業
■有効回答数:52社
■調査期間:2021年3⽉8⽇(月)〜3⽉26⽇(金)
静岡県の企業の採用意欲活発化
企業の採用活動状況は、「採用数を増やす」(13.5%)、「同数の採用を続ける」(61.5%)が全体の約75%を占めています。
静岡県の企業の採用意欲は依然底堅く、前回(2020年8月)の調査結果よりも15.8ポイントUPと、採用活動は活発化しています。
【参考】前回の調査結果
採用基準を絞る企業が出ています
採用基準に関しては「採用基準は変えていない」がもっとも多かったものの、「募集職種を即戦力人材のみに絞った」「重点的に募集する職種のみに募集を絞った」と、限定した募集を行った企業もありました。
静岡県での想定年収が増加傾向
経営管理・デジタル戦略/DXでは年収600万円以上が50%以上と、県内の平均年収469万円を大きく上回っています。
企業の変革を担う人材の採用強化を行う企業が増えたことにより、静岡県内でも年収1,000万円以上の募集ポジションが増え、全体的に想定年収が増加傾向にあります。
51.9%の企業がDXに取り組んでいると回答。特に社内環境のデジタル化が進む。
静岡県内でのDX推進状況について、「会社全体で取り組んでいる」(25.0%)、「部署ごとに取り組んでいる」(26.9%)と、半数以上の企業がDXに取り組んでいます。
特に、業務効率化や生産性向上、組織運営や働き方のデジタル化が進んでいます。
一方、DX推進が進んでいないと回答した企業では、「明確なDXビジョン・戦略がない」「推進する人材がいない」といった課題が挙げられています。これにより、「デジタル戦略・DX関連」の人材を高い年収帯で採用したいという意欲が高まっています。
求人倍率やこのような調査結果を踏まえて、静岡での転職市場を広い視野で捉え、「いつ動くのが良さそうか」「自分にはどのような転職ができるか」といったシミュレーションを行うことが重要です。
静岡県へのU・Iターン転職お役立ち情報
弊社コンサルタントは、県内本社の企業の経営者・採用責任者と、日々直接やりとりをしています。
文章だけでは伝えきれない、企業の知られざる魅力や経営者のビジョン、社風などを含めて詳しく紹介させていただきます。
「今の仕事を続けることはできるけど、もっといい仕事があるなら転職も検討したい」という方からも、転職やキャリアについてご相談いただいております。お気軽にご相談ください。
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