お知らせ

2022.07.05

静岡県【最新の雇用情勢】有効求人倍率は1.28倍-2022年5月、5ヵ月連続上昇

静岡労働局から、5月の静岡県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。

     

     

現在の静岡県内の雇用情勢概況

     

     

topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率: 1.28倍 (前月比   +0.01pt
求職の状況 ≫≫≫ 新規求職者数:11,164人(前年同月比 +11.5% 
求人の状況 ≫≫≫ 新規求人数 :22,395人(前年同月比 +16.2%

     

有効求人倍率は1.28倍(前月+0.01pt)で5ヵ月連続で前月を上回り、3ヵ月連続全国値を上回りました。
主力の製造業の求人が堅調だったほか、観光需要の回復に伴い小売業や宿泊業が引き続き伸びました。
有効求職者数(同)は5カ月ぶりに前月を上回りました。

  

新規求人倍率は2.25倍(前月比-0.02pt
新規求人数は2万2395人(前年同月比+16%
業種別には宿泊業が45%、卸売業・小売業が21%増えるなど非製造業の求人の回復が目立ちました。

 

静岡労働局は今後の見通しについて
「原材料価格やエネルギー価格の高騰が経営に及ぼしているといった声が
企業から寄せられている。現時点の影響はないが注視が必要」としています。

(参考:日本経済新聞 2022/07/01)※すべて季節調整値

     

     

<有効求人倍率とは>
 厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。

【算出方法】
 有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

【数字の見方】
 倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある)
 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況)
 倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

 

※景気動向指数としての側面
 労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、
 有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」
 景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、
 新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

  
  

   

    

求人倍率

     

     

有効求人倍率(季節調整値)は 1.28倍 /前月より 0.01pt 増加
新規求人倍率(季節調整値)は 2.25倍 /前月より 0.02pt 減少
正社員の有効求人倍率(原数値)は 1.02倍 /前年同月より 0.16pt 増加

有効求人倍率.jpg

出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」

  

エリア別.jpg

  

求職の状況

  

     

新規求職者数は 11,164人 / 対前年同月比 11.5% 増加
 (一般/対前年同月比 10.8% 増加、パート/対前年同月比 12.5% 増加
雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 15,417人 / 対前年同月比 16.0% 増加
雇用保険受給者実人員 10,377人 / 対前年同月比 14.1% 減少

      

    

 

   

求人の状況

    

新規求人数は 22,395人 /対前年同月比 16.2% 増加
(一般/対前年同月比 10.6% 増加、パート/対前年同月比 26.5% 増加

   

産業別.jpg

  

   

    

現在の日本国内の労働力調査

   

   

topics 就業者数、雇用者数:就業者数は 6730万人(前年同月比 +17万人)  2ヵ月連続の増加
 完全失業者数  :完全失業者数は 191万人(前年同月比 -22万人) 11ヵ月連続の減少
 完全失業率   : 完全失業率(季節調整値)は 2.6%(前月比 +0.1pt

   

  

失業率.jpg

 

出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

 

 

 

<完全失業率とは>
 総務省が発表する統計値の一つで
「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。
 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。
 
【算出方法】
  完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100
 
※景気動向指数としての側面
 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。

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