2022.05.02
静岡県【最新の雇用情勢】有効求人倍率は1.24倍 3カ月連続の上昇(2022年3月)
静岡労働局から、3月の静岡県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。
(※すべて季節調整値)
静岡労働局が発表した3月の静岡県の有効求人倍率は前月を0.03ポイント上回る1.24倍でした。
有効求職者数が減少傾向にあり、有効求人数が製造業を中心に増加傾向であるため
雇用情勢判断を「改善している」に引き上げました。
また、2021年度平均は前年度比0・18ポイント上昇の1・15倍でした。
静岡労働局は今後の見通しについて「ウクライナ危機の影響や円安、
原材料の調達難など不確定な要素が多く、先行きを注視する」としています。
(参考:日本経済新聞 静岡経済 2022/04/26)※すべて季節調整値
<有効求人倍率とは>
厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。
【算出方法】
有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)
【数字の見方】
倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある)
倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況)
倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)
求人倍率
● 有効求人倍率(季節調整値)は 1.24倍 /前月より 0.03pt 増加
● 新規求人倍率(季節調整値)は 2.24倍 /前月と同水準
● 正社員の有効求人倍率(原数値)は 1.06倍 /前年同月より 0.20pt 増加
求職の状況
● 新規求職者数は 11,107人 / 対前年同月比 6.9% 減少
(一般/対前年同月比 7.7% 減少、パート/対前年同月比 5.4% 減少。)
● 雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 15,099人 / 対前年同月比 2.2% 増加
● 雇用保険受給者実人員 10,594人 / 対前年同月比 15.4% 減少
求人の状況
新規求人数は 23,873人 /対前年同月比 10.8% 増加。
(一般/対前年同月比 12.9% 増加、パート/対前年同月比 7.3% 増加。)
現在の日本国内の労働力調査