お知らせ

2021.08.03

静岡県の有効求人倍率と全国完全失業率(2021年7月発表:6月分)

【現在の静岡県内の雇用情勢概況】

 

2021年7月 静岡労働局より2021年6月の静岡県内の有効求人倍率・有効求人数・有効求職者数が発表されました。

 (※すべて季節調整値)

6月の静岡県の有効求人倍率は1.14倍となり前月比0.06pt上昇しました。

全国の有効求人倍率は、1.13倍で前月に比べて0.04pt上昇しました。
ただし、求職者数が減った影響が大きく、厚生労働省によると
「ワクチン接種をするまで求職を控える動きが出ている。その影響で求職者が減っており、回復傾向とは言えない」ということです。
一方、静岡労働局の説明によると、全国有効求人倍率を上回った静岡県では、
「新型コロナウイルス感染収束後を見据え、自動車産業などの製造業で求人が増えた」ということです。

    

≪ topics ≫

 求人倍率   有効求人倍率: 1.14倍(前月 +0.06pt)

 求職の状況  新規求職者数: 10,589人(対前年同月比 -15.9%、 一般は ‐18.7%)
 求人の状況  新規求人数 : 21,280人(対前年同月比+15.2%、一般は+16.7%)

    

求人倍率2106.jpg
















出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」

      

求人倍率

有効求人倍率(季節調整値)は 1.14倍/前月 0.06pt 増加。
新規求人倍率(季節調整値)は 2.12倍前月 0.06pt 減少。
正社員の有効求人倍率(原数値)は 0.89倍前年同月 0.13pt 増加。

 

地域別(原数値)

地域別求人倍率2106.jpg



  

 

求職の状況

新規求職者数は 10,589人/対前年同月比 15.9% 減少。
(一般/対前年同月比18.7%の減少、パート/対前年同月比 10.9% 減少。)
雇用保険業務統計の動きからみると、 6月の資格喪失者数は 13,692人で対前年同月比 8.2% 減少。
(うち事業主都合による解雇者は745人/対前年同月比 53.8% 減少、解雇者の占める割合は前年同月 5.4pt 減少。)
雇用保険受給者実人員 12,876人/対前年同月比 9.2% 減少。

 

求人の状況

新規求人数は 21,280人/対前年同月比 15.2% 増加。
一般/対前年同月比 16.7% 増加、パート/対前年同月比 12.7% 増加。

産業別の新規求人(前年同月比/パートを除く)

産業別求人倍率_2106.jpg







  

▼有効求人倍率とは???
 有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数
 つまり、有効求職者数に対する有効求人数の割合です。
 倍率が「1」だとすると、求人数と求職者数が等しいということになり、
 上回れば求職者よりも求人数が多く、下回れば求職者数の方が多いことを示します。
 有効求人倍率が「1」を下回っていると転職しにくく、
 「1」を上回っていると転職しやすい状況にある、ということです。
 
 ※有効求人数:公共職業安定所(ハローワーク)を通じた企業からの求人数
 ※有効求職者数:公共職業安定所に登録している求職者数

   

   

   

【現在の日本国内の労働力調査】

 

総務省が 2021年7月に発表した 6月の労働力調査によると
就業者数は 3か月連続増加、完全失業者数は 17か月連続増加。
6月の完全失業率(季節調整値)は 2.9%と前月に比べ 0.1pt低下。

 

≪ topics ≫

就業者数、雇用者数就業者数は 6692万人(前年同月比 +22万人)3か月連続の増加
完全失業者数完全失業者数は 206万人(前年同月比 +11万人)17か月連続の増加

完全失業率 完全失業率(季節調整値)は 2.9%(前月比 -0.1pt)

  

失業率2106.jpg


出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

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