転職成功者インタビュー

株式会社キャタラー
加藤祐樹さん(仮名・人事労務) 34歳

“ちょうどよい静岡”で取り戻した、家族とのかけがえのない時間

大学を卒業して就職して以来、人事・労務ひとすじに歩んできた加藤祐樹さん(仮名)。労務といえば、労働環境の改善を担うべき部門のはずだが、実際は自らも長時間労働に悩まされ続けてきた。1社目は全国大手の大企業だったが、帰宅はいつも深夜。家族と自分のために環境を変えようと転職したものの、待っていたのは、聞いていた話と現実とのギャップだったという。それでも仕事と家庭の両立をあきらめたくなかった加藤さんは、2度目の転職を決意。妻の実家がある静岡県でトヨタグループの触媒メーカーへの転職に成功した。念願だった「明るいうちに帰宅し、家族とゆっくりふれあう生活」を実現させた加藤さんに、転職体験談を伺った。(※本記事の内容は、2019年7月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職回数
1回
転職期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
小売・卸売業
職種
人事労務
業務内容
総務労務グループにて、人事・給与・総務関係を担当

転職後

業種
トヨタ自動車グループの触媒メーカー
職種
人事労務
業務内容
人事部・人事労務室にて給与計算をメインに担当。

子どもの顔も見られない生活に、「このままでいいのか?」と自問自答

現在のお仕事はどんな内容ですか?

化学メーカー「キャタラー」の人事労務室で、主に給与計算を担当しています。静岡県掛川市に本社を置くキャタラーはトヨタ自動車のグループ会社で、自動車の排気ガスを浄化するための触媒をメインに製造しています。トヨタグループで触媒を作っているのはキャタラーだけなので、世界中のトヨタ車に当社の触媒が使用されているんです。

入社前のご経歴を教えてください。

出身は名古屋で、地元の大学を卒業した後、大手メーカーに就職し、最初に配属されたのが工場の人事労務グループでした。それから11年ほど人事労務の仕事を経験した後、横浜にある小売・販売の会社に転職。その会社でも総務労務グループで、今と同じような人事・給与・総務関係の仕事をしていました。

転職したきっかけは?

最初の会社は11年間ずっと忙しかったんです。仕事は基本的に毎日21~22時くらいまであり、家に帰ったら寝るだけ。それでも仕事が間に合わないときは土曜日も会社に行く、という生活を続けていました。明るいうちに会社を出たことは、入社以来1度もありませんでしたね。それでも、「仕事とはそんなもんだ」と思って頑張ってきましたが、26歳の時に結婚して子どもを持つと、「自分の人生はこのままでいいのか?」と疑問を抱くようになりました。家事も育児も妻に任せきりの状態で、平日は子どもの顔も見られない生活。その間に子どもはどんどん大きくなっていく…。そんな折、専門誌で見つけたのが2社目の横浜の会社でした。仕事とプライベートが両立できる「働きやすい会社」として取り上げられているのを見て応募したのですが、入社してみると、実際はだいぶ違っていました。先進的な制度があっても形骸化していたり、離職率も高く、社内の雰囲気もギスギスしていました。帰宅時間も前よりは早くなったとはいえ、平均して20時頃という感じでした。半年働きましたが、ここで働き続けるのはつらいなと思ったんです。

入社半年でという、早い決断の理由は?

自分の年齢も転職時期のひとつの目安である35歳に近づいていましたし、上の子どもも幼稚園の年長組。小学校への入学が近づいていました。子供が大きくなればなるほど、引っ越しや転校による影響度も大きくなる。だったら、早いほうがいいと決断し、静岡で仕事を探す決断をしたんです。

なぜ静岡での転職を選択したのですか?

当時は横浜に家族4人で住んでいましたが、正直、「都会はあわないな」と感じていました。例えば都会は自然が少ない半面、車はものすごく多いですよね。小学生が歩道もない、車とスレスレで歩かなければならない道路を歩いて通学しているのを見て、不安を感じていました。子育ての環境を考えると、地方のほうがいいと思ったんです。静岡は妻の実家があり、前々から「いいところだなぁ」という憧れがありました。まず、1年中温暖で気候がいいですよね。自然も豊かだし、それでいて新幹線が通っているので、適度に都会なんです。ほどよい田舎、という印象がありました。そのうえ妻の実家が近くにあれば、なにかとサポートしてもらえそう。これから生活していくうえで、いろんな意味で「静岡がちょうどよい」と考えたんです。

転職活動はどのように進めたのですか?

最初は大手の転職サイトを見ていましたが、その後、静岡に特化した「リンク・アンビション」を見つけて登録しました。その頃はまだ横浜にいたので、電話でヒアリングを受けたところ、すぐに10社以上の人事労務関連の求人を紹介してくれました。検討の結果、2社にエントリーし、最終的に今の会社に決めました。

今の会社に決めたポイントは?

妻の実家がある掛川に本社があったことです。また「キャタラー」の国内の拠点は掛川だけなので、転勤がないことも大きかったです。また、トヨタグループという安心感もありました。社宅も会社の近くにあるなど、福利厚生も充実している印象でした。それでいて会社の規模が大きすぎないのも魅力に感じました。最初に勤めていたのは大企業でしたが、規模が大きくなると業務量も比例して多くなります。逆に小さい会社も、いろんな仕事をしないといけなくなりますからね。念のために平均的な残業時間も確認すると、許容範囲でしたし、これなら仕事と家庭が両立できそうだと思ったんです。

早いときは17時半には帰宅。転職で取り戻せた、家族とのかけがえのない時間

転職していかがですか?

職種は今までと同じでしたが、会社によって仕事の進め方やルールが異なる部分も多く、慣れるまでは戸惑いました。同僚に教わりながら仕事を始めていきましたね。それでも半年もたつと、かなり慣れてきました。中途入社の人も多く、受け入れてもらえる雰囲気があるので、会社に溶け込みやすく、仕事もすごくやりやすいです。

生活面でも変化がありましたか?

ガラっと変わりました。本当に今までの生活がうそみたい(笑)。今は毎日、18時か19時には家に帰ることができています。明るいうちに家に帰るなんて、就職してから初めて(笑)。定時が17時までで、会社から家までは自転車で10分なので、早ければ17時半には家にいるんですよ。おかげで夕食を毎日、家族と一緒に食べられるようになりました。その後は、7歳と4歳になる子どもの相手をしたり、お風呂に入れたり、寝かしつけたりと、今までできなかった事を取り返している感じです。残業は多い時でも3時間ほどですし、土日に仕事なんてことも、もうありません。海も山も近いので、休日は子どもたちと自然のなかで遊んでいます。横浜にいる頃は虫を怖がっていた子どもたちも、最近は平気になってきました(笑)。子どもの順応は早いですね。

困ったことや課題はありますか?

横浜に比べたら、店も交通機関も少ない、ということでしょうか。特に私が住んでいる地域はバスしかなく、バス停もけっこう遠いので自動車がないと不便ではあります。また、急に家に早く帰れるようになったので、最初は「何をしたらいいんだろう?」と、戸惑いました(笑)。自分の時間がかなり増えたので、これからは趣味の活動も何か始めたいなと思っています。

転職してよかったと思うことは?

やっぱり家庭生活が充実したことがうれしいです。私は名古屋の都心部で生まれ育ったのですが、昔から心のどこかに、自然が豊かな田舎で暮らしたいという夢があったんです。その夢を今、やっと実現できたと感じています。家のまわりには茶畑や、緑いっぱいの公園もあって、ちょっと小高い場所に行けば富士山も見えます。車で10分も行けば海があり、20分も行けばキャンプ場もある。車も少ないので、どこへ行くにもスイスイ行けます。転職して、妻との会話も増えました。以前は、私の帰宅時間には全員寝ていたので、家に帰っても寂しかったんです(笑)。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

地方で暮らす不安は、私にもありました。いくら妻の地元とはいえ、私にとっては知らない土地ですから。家族がいれば、「今の会社を辞めて、本当に生活していけるのか?」という不安もあります。でも今回チャレンジしてみて、「飛び込んでみれば、なんとかなる」というのが私の実感です。給料は前職と変わらず、生活にかかるコストが下がったぶん、可処分所得はむしろ増えました。他にも、自分のこれまでのキャリアを活かしつつ、理想にあう求人がどれだけあるんだろうと思っていましたが、リンク・アンビションに相談すると、想像以上に企業を紹介してもらえて驚きました。今は転職するにはいい時期なのかもしれません。当然、自分の人生を左右する話なので、不安が無い人はいないと思いますが、自分の置かれている状況・条件に疑問を感じているのであれば、一度外に目を向けてみて、転職にトライしてみることも一つの手段だと思います。特に今回は、リンク・アンビションのおかげで、トントン拍子で転職が決まったのでとても満足しています。地域に特化したエージェントなので、全国大手のサイトには載らないような求人も持っているので、地域への転職を考えている人にとっては心強い存在だと思いますよ。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
種市 一仁

加藤さんは横浜にお住まいでしたので、お電話でお話をさせていただきました。しっかりとした業務経験を積みながら、素直で謙虚、実直なお人柄で、とても良い印象を受けたことを覚えています。また、加藤さんの場合は、【1】転職理由が明確であり 【2】転職理由となる問題が当時所属していた企業では解決できない事は確認済みであること。上記2点がはっきりしていて、ご希望の勤務地も静岡~愛知間で柔軟に検討いただけるようでしたので、弊社としてもご支援がしやすい状況でした。これまでのしっかりとしたご経験とお人柄の良さから選考はスムーズに進み、希望企業へのご入社となりました。株式会社キャタラー様からの評価も非常に高く、とても嬉しい限りです。

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